車を走らせていた際に、氷上で動けなくなった一頭のシカを発見した男性。
その状況を見過ごせなかった男性は、自らが氷の下に落ちてしまう恐れもある中、勇敢にもシカの救助に乗り出したのです。
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氷上で動けなくなっているシカ
アメリカ・オレゴン州にある川沿いの町を結ぶハイウェイを走っていた男性は、ある動物を発見しました。
それは、氷上にシカが横たわるという光景。
どうやらシカは怪我をしているようで、自力で立ち上がれずにもがいていたそうです。
その状況を見過ごせなかった男性は、意を決してシカの救助に乗り出すことに。
とはいえ、現場は危険が伴う氷上。
男性は万一の場合に備えて、ロープや重りを使って救助にあたります。
シカの救助を決行
氷上に横たわるシカの救助に乗り出すことにした男性は、さっそくロープを握ってシカのもとへ。
腰を下ろすと、這うようにしてシカに近寄っていきます。
そして、手にしたロープを投じるとシカの体に巻き付けます。
この時、シカの周りで水しぶきが上がっていますので、周辺の一部で氷が割れているようです。
自らが氷の下に落ちてしまう可能性もあり、男性はまさに危険と隣り合わせの状況です。
それでも決して救助を止めようとはしない男性。
シカに接近して巻き付けたロープを調整すると、立ち上がってロープを引っ張り始めます。
そして、シカを岸に上げることに成功しました!!
ところが、シカは骨折していたようで立ち上がれず、さらには低体温症にもなりかけていたそう。
男性は地元の保安局に連絡を入れ、焚火をしながらシカの体を温めてあげましたが、その後シカの容態は悪化・・・。
無事助かったかと思われましたが、警察と狩猟局の判断でシカは安楽死されることになったようです。
悲しい結果とはなりましたが、シカの救助に乗り出した男性の勇敢さと優しさは称賛を送りたくなります。
動画はこちら
男性が氷上でシカの救助を行った様子は、こちらの動画からご覧いただけます。