今回ご紹介するのは、トウモロコシのもみがら取りの様子。
扇風機を使って軽快に進められていきますが・・・、その光景はなんだか江戸時代に使われていたという農具の『唐箕(とうみ)』を思い起こさせます。
目次
トウモロコシのもみがら取り中
今回ご紹介する動画が撮影されたのは、ブラジル。
穀物として使用されるトウモロコシのもみがらを取り除いていく様子が捉えられています。
もみがらが残った状態のトウモロコシを容器を肩に担いで、床に置かれた器へと注いでいきます。
その作業の傍らに置かれているのは扇風機。
しかし、この扇風機は作業中に涼むための道具ではありません。
扇風機からの風に乗ってもみがらが吹き飛ばされています。
そう、扇風機を使うことでふるいにかけることなくもみがらを取り除く作業を行っていたのです。
それにしてもこの光景、どこかで見たことがあるような・・・?
あの農具にそっくり?!
扇風機で風を起こすことで、とうもろこしのもみがらを取り除いていくこの作業。
しかし、どこかで見たことがあるような気がします。
そう、この方法は学校の社会科の授業で出てくる農具“唐箕(とうみ)”を使った作業にそっくりなのです!!
唐箕とは、江戸時代に普及した農具で、人力で風を起こすことで穀物からもみがらと中身の詰まった穀粒に分けていくことができます。
この工具自体が、学校内に置かれていたのを見たなんている人もいるのではないでしょうか。
動画はこちら
扇風機を用いてトウモロコシのもみがら取りをする様子は、こちらの動画からご覧いただけます。