どんな人でも、不自由なく快適に暮らせる社会が理想です。
『エキマトペ』という音の視覚化装置を紹介した漫画が、大きな反響を呼んでいるのでご紹介します。
目次
ホームで出会った“正解の音たち”
投稿されたのは、耳がきこえないことで起こったこと・体験したことを漫画にしているといううささꪔ̤̫(@usasa21)さん。
駅のアナウンスや電車の音といった音情報を、文字や手話で視覚的に表現する装置『エキマトペ』を漫画でわかりやすく伝えています。
“正解の音たち”(1/2)
耳がきこえない私がホームで出会った、
正解の音たち。#エッセイ漫画 #漫画が読めるハッシュタグ pic.twitter.com/KZ1bN904po— うささꪔ̤̫ (@usasa21) September 2, 2022
日頃、補聴器を通じて音を聞いているそうですが、それが何の音でどこからの音なのかはわからないそうです。
しかし、とある日に、駅のアナウンス音や電車の音などの環境音を表示する『エキマトペ』を目にし、正解の音を知ることになったといいます。
“正解の音たち”(2/2) pic.twitter.com/7MX9Na9sl9
— うささꪔ̤̫ (@usasa21) September 2, 2022
「聴者にとても近い形で、今ここに立っている」という気持ちが表現されていますが、決して知ることのなかった音を知るということは、本当に素晴らしいことだと思います。
実際のエキマトペ
こちらは、実際に駅でエキマトペが利用されているシーンを撮影された動画です。
この時のことを漫画にしました。 https://t.co/vyxJXoVxlX
— うささꪔ̤̫ (@usasa21) September 2, 2022
単一の無指向性マイクによって集音された音声をAI 分析し、各番線のアナウンスの文字・手話動画化および車両・ホームドア・スピーカーから鳴る音を視覚化しているそうです。
また、駅員さんのマイクから取得した駅のアナウンスもリアルタイムに文字に変換しているそうです。
とても心を打たれました
エキマトペをテーマとした漫画に対しては、「とても心打たれる内容でなんだか涙が出ました」といった声をはじめ、「みなが住みやすいボーダーレスの世界になることを願っています」「僕も耳が聞こえないので、よくわかります。駅内に手話通訳を付いていたことは、初めて知りました」といった声など、多くの反響が寄せられていました。
多くの人々がこの装置を認知することはもちろん、将来はより多くの場所で設置されるようになるといいですね!