知識や技術の蓄積のことを指す「ノウハウ」という言葉。
これは、今まで培った実績や経験に対しても用いられます。
そこでここでは、「ノウハウ」という言葉についてその意味や由来を見ていきましょう。
目次
「ノウハウ」とは
まずは「ノウハウ」の意味について見ていきましょう。
「ノウハウ」の意味
「ノウハウ」とは、専門的な知識や技術の蓄積のことです。
今まで培ってきた実績や経験、それに基づくコツという意味で使用されることもあります。
また、競争に有利な手段となり得る情報のことも指すこともあります。
「ノウハウ」はただの知識ではない!
「ノウハウ」は、ただ知識を有しているという意味ではありません。
目的を実現できるだけの技術も併せて有していることをあらわしています。
そして、成功と失敗の両方、これまで積み重ねてきた試行錯誤などによって蓄積されてきた知識と技術の両方を指して用いられます。
つまり、単に情報があるだけの状況なら「ノウハウ」とは言わないということになります。
なお、国際商業会議所では「ノウハウ=知的財産」と定義しています。
知識と技術の他に、実績や経験などの集積も含まれると考えられています。
「ノウハウ」の由来
「ノウハウ」がどのように生まれた言葉なのか、その成り立ちについて見ていきましょう。
由来は英語の「know how」
「ノウハウ」は、英語の「know how」から来た言葉です。
「know how」は、特定の方法を知っている状態もしくは特定の結果に至る秘訣をあらわす言葉です。
そこから「ノウハウ」というカタカナ英語が成り立ったと考えられています。
「ノウハウ」の類義語となるカタカナ言葉
最後に「ノウハウ」の類義語について見ていきましょう。
その類義語には、「ナレッジ」や「ハウツー」などがあげられます。
ナレッジ
「ナレッジ」は、情報や知見などの意味を持つ「knowledge」から来た和製英語です。
文章から得られる知識・技術という意味で使用されます。
ビジネス用語としては、付加価値や利益に繋がる情報という意味で用いられています。
ハウツー
「ハウツー」は、方法や仕方などの意味を持つ「how to」から来た言葉です。
初心者に役立つ知識や技術という意味で使用されます。
ビジネス用語としては、実用的なやり方という意味で用いられることもあります。
まとめ
「ノウハウ」は、なにかを実現するために必要な知識や蓄積された技術ことこを意味します。
単なる情報ではなく、その人や集団が今まで培ってきた実績や経験そのもの、もしくはそれに付随するスキルやテクニックのことです。