2023年も折り返し、下半期がやって来ます。
この上半期の間で何がトレンドとなったのか、下半期にはどんなトレンドがやって来そうなのか。
ここでは、株式会社seamint.が学生を対象に行なった調査から、流行とトレンドについて見ていきましょう。
目次
Z世代による2023年上半期トレンド
Z世代学生の選んだ2023年上半期トレンドの1位となったのは、ヤングジャンプでコミックが連載中・2023年4月からはアニメ放送もスタートした「推しの子」でした!
2位は韓国の多国籍5人組ガールズアイドルグループ「NewJeans」、3位が心理現象の「蛙化現象」というワードでした。
1位.推しの子
推しの子は、原作を赤坂アカさんが、作画の横槍メンゴさんが担当する日本の漫画作品です。
集英社『週刊ヤングジャンプ』にて、2020年21号より連載開始、2023年4月からはアニメ放送もスタートしました。
主題歌であるYOASOBIの『アイドル』も話題を呼び、TikTokでは踊ってみた動画が多く投稿される他、楽曲自体もリリースから約2週間で全世界の動画・ストリーミング累計1億回再生突破しました。
2位.NewJeans
2022年7月22日に「Attention」のMVをリリースしデビューした韓国の多国籍5人組ガールズアイドルグループNewJeans。
独特な世界観とレベルの高い音楽で人気を博していますが、近年のK-POPのガールズグループにはなかったY2K的なスタイルをコンセプトに取り込んでいるのも人気の理由のひとつとされています。
新曲がリリースされる度に話題になり、振り付けや踊ってみた動画が各SNSで評判を呼んでいます。
3位.蛙化現象
蛙化現象とは、ずっと好きだった男性が振り向いた途端、相手のことを「気持ち悪い」と感じてしまう現象のこと。
「ずっと思い焦がれていた相手と両思いになると突然相手のことが嫌いになる」という矛盾した心理で、主に女性に発現するものなのだとか。
2020年頃から話題になることもある言葉でしたが、有名インフルエンサーが話題にしたことで2023年の上半期ごろからより話題となりました。
現在は派生して、相手の嫌な一面を見てしまったときに「蛙化」という言葉が使われることもあります。
4位.新しい学校のリーダーズ
新しい学校のリーダーズは、個性と自由ではみ出す日本の4人組ダンスヴォーカルユニットです。
2015年にデビューし、2021年頃からは「青春日本代表」を自称して活動しています。
楽曲『オトナブルー』の首振りダンスがTikTokで話題となり、その楽曲総再生回数25億回を突破。
その勢いを追い風に、若者を中心に海外でも人気を集めています。
5位.みそきん
人気YoutuberのHIKAKINさんが手掛けたHIKAKIN PREMIUMの「みそきん濃厚味噌ラーメン」と「みそきん濃厚味噌メシ」。
この2つの商品は、2023年5月からセブンイレブンで限定発売されましたが、発売初日から大人気となり発売日翌日には全国で売り切れ続出となりました。
発表から約1週間でHIKAKINのTikTokとYouTubeで約1,500万回再生され、発売日にはTwitterのトレンドにランクインするといった大きな反響もありました。
6位.えむえなちっく。
むくえなちっく。は、2000年生まれの「えなぴ」さんと「むく」さんの2名で活動している幼馴染YouTuberです。
「あるある動画」や「食べながら雑談動画」など肩肘張らない動画が、女子視聴者やZ世代視聴者からの支持を集めています。
7位.ブラッシュアップライフ
2023年1月期から日本テレビ系列で放送されたテレビドラマのブラッシュアップライフ。
主演の安藤サクラさんはこの作品が民放プライムタイムの連続ドラマ初主演、脚本はお笑い芸人としても活躍するバカリズムさんが担当したということでも話題を呼びました。
8位.ブルーロック
ブルーロックは、講談社が発行する雑誌『週刊少年マガジン』にて2018年35号より連載開始したサッカー漫画です。
2022年10月からアニメ1期が放送されると話題となり、人気が急上昇。
1期の最終回が放映された日には、別冊少年マガジンにて連載中の「ブルーロック -EPISODE 凪-」を原作とした劇場版とアニメ二期の制作が決定した旨が告知されファンは歓喜の声をあげました。
9位.おぱんちゅうさぎ
人気クリエイター「可哀想に!」 さんが生み出したピンク色をしたうさぎのキャラクターであるおぱんちゅうさぎ。
うるうる瞳に分厚い唇、白いパンツを履いているのが特徴です。
報われない上に不憫なキャラクターながら、ひたむきに健気な姿が応援したくなるという人気を呼んでいます。
10位.BeReal
写真共有SNSであるBeReal。
投稿ができるのは一日1度だけ、しかも投稿できるのはBeRealから通知が来た2分間だけというのが他のSNSにはない特徴です。
フォロワー数の表示もないですし、写真に加工を施したりフィルター処理をすることもできません。
素の自分を見せるため、限られた親しい友人間で利用される傾向の高いSNSとなっています。
Z世代による2023年下半期トレンド予測
Z世代学生の選ぶ2023年下半期トレンド予測としてあげられたのは、「AIインフルエンサー」や「&TEAM」に「ZEROBASEONE(ZB1)」「マッシュル-MASHLE-」「MINAMI」です。
AIインフルエンサー
最新技術ともいえるAIによるで画像生成。
その中で誕生したAI美女がインフルエンサーとして話題になっています。
19歳の港区女子を名乗る「神宮寺藍」の動画がTikTokに投稿されると、2日間で動画が100万回再生越え。
AIだと判別されずに本物の人間だと思っている方々からのコメントも殺到。
今後は、様々な場面でAIインフルエンサーが増えることになりそうです。
&TEAM
&TEAMは、2022年12月7日にデビューした日本の多国籍ボーイズグループです。
『I-LAND』から招集された4人と『&AUDITION - The Howling -』で追加選抜された5人、合わせて9人で構成されています。
デビュー曲は、JpopでもKpopでもない新しい曲調だということでも話題を呼びました。
ZEROBASEONE(ZB1)
オーディション番組『BOYS PLANET』から誕生した多国籍グループのZEROBASEONE。
グループ名は『0から1へと向かう自由な旅路、そして輝く始まり』から由来しています。
2023年7月10日にデビューが決定したZEROBASEONEですが、その活動期間が2年半という期間限定であることや、これまで同オーディション番組からデビューした「Kep1er(ケプラー)」の活躍からも人気になることが予想されます。
マッシュル-MASHLE-
集英社の『週刊少年ジャンプ』にて連載中の甲本一さんによる漫画作品マッシュル-MASHLE-。
2020年9号より連載が始まったこの作品は、2023年4月からはアニメ放送もスタートしました。
魔法界を舞台にした作品で、個性豊かなキャラクターたちにより繰り広げられる友情や戦い、シュールなギャグが話題となりました。
MINAMI
MINAMIは、TikTokで約220万人のフォロワー数、Youtubeで約88万人のチャンネル登録者数を誇る現役女子高生インフルエンサーです。
圧倒的な可愛さがありながらも努力家な姿が同年代の憧れや尊敬の的であり、中高生を中心として絶大な人気を誇っています。
調査概要
調査対象:全国の中学生・高校生・大学生
調査期間:2023年5月
調査方法:任意回答のSNSフォームによるアンケート調査
有効回答数:1,700人
調査機関:株式会社seamint.