
「奇跡の一本松」から生まれた“万年筆”のチャリティオークションに関するニュースについてご紹介します。
目次
3月11日に「奇跡の一本松」から生まれた限定万年筆を販売
高級万年筆で有名なモンブランが、「奇跡の一本松」から生まれた限定万年筆「モンブランマイスターシュテュック奇跡の一本松」を3月11日に日本国内のみで販売しました。
113点の限定数で製造し、シリアルナンバー1番は陸前高田市に寄贈。112点は販売し(即日完売)、その売上の20%を陸前高田市に寄付したそうです。寄付金は、学校設備と子どもたちの国際交流に使用される予定とのこと。
モニュメントに使用されない枝部分を再利用した
津波から唯一耐え残り、復興のシンボルとして人々に親しまれ保存された奇跡の一本松(2012年5月には枯れ死が確認された)。後世に受け継ぐために、陸前高田市ではモニュメントとして保存整備。そのモニュメントに使用されない枝部分を再利用して限定万年筆は製作されました。
復興を願い、チャリティオークション
オークションに出品されるのは、発売された商品と同規格で製作された試作サンプルだそうです。記者発表会やテレビ番組等で紹介するために作られたもので、撮影や取材等に使用したため、インク充填ならびに筆記を行っているとのこと。
シリアルナンバーの刻印ならびに専用ボックス、保証書の添付はなく、不具合や故障が発生した場合には修理(有料)が可能だそうです。落札額の全額は陸前高田市に寄付されます。
入札方法など詳細はこちらをご確認ください。入札フォームとガイドラインはこちらです。ちなみに、チャリティオークションは3月25日(金)18時までとなっています。
(陸前高田市長のメッセージ)
猛烈な津波に耐え抜いた「奇跡の一本松」が、筆記具として生き続けることを嬉しく思うとともに、ご購入によりいただいた寄付とご厚意はしっかりと復興の役に立てさせていただくことをお約束いたします。
復興を願い、震災を耐え抜いた「奇跡に一本松」から生まれた万年筆。震災を風化させず、後世に受け継いでいくための素晴らしい取り組みですね。
出典:www.montblanc.com / top.tsite.jp