
これが江戸時代に描かれた絵なの!?絵師・耳鳥斎の作品がユルユルで可愛らしいと話題になっているのでご紹介します!
上の絵は、独特の様式の戯画で名高い絵師・耳鳥斎(にちょうさい)の絵本の一部。江戸時代といえば浮世絵などをイメージしてしまいますが、このようなタッチの可愛らしい絵が存在していたことに驚きです。目を点で表現する発想もユニークです。
そして、この耳鳥斎の代表的な作品をAppleがiBooksで無料配信しているのです。
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かつらかさね
享和三年(1803)年に出版。万歳、初釜から顔見世、餅つきなど、上方の年中行事を描いているそうです。国立国会図書館デジタルコレクションに掲載されてる書籍・資料で著作権の保護期間が満了している図書、古典籍とのことで、電子書籍として読むために画像加工や資料の統合がなされているとのこと。
丸を描いてチョンチョンといった顔の描き方、目と鼻をカンタンに描くというのは、今のキャラクターの顔の作り方に通じるものがありますね。四頭身ほどに描かれた人物もナイスです。
絵本 水や空
安永九年(1780)年に出版。こちらは歌舞伎役者を描いたものだそうです。
こちらも漫画テイストで、生き生きと可愛らしい絵ですね。とても江戸時代に描かれたものとは思えません。ちなみに、これらの作品は、パブリックドメインとなっており、AppleのiTunes(iBooks)にて無料ダウンロードできます!
「かつらかさね」はこちら。「絵本水や空」はこちらをご参照ください。
出典:itunes.apple.com / itunes.apple.com