マイケル・ジャクソンの凄さを今改めて!!これが「キング・オブ・ポップ」だ!

マイケル・ジャクソン。彼は世界でもっとも有名な歌手のひとりとして知られ、「キング・オブ・ポップ」と称されています。

MJとも呼ばれる彼の楽曲やダンスは、今見ても惹き付けられる魅力がありますよね。亡くなって10年が経っても色褪せることのない不動の人気を誇るマイケル・ジャクソンの凄さをご紹介します。

幼かったころから天才性を発揮していたMJ


出典:amazon.co.jp

兄弟で組んでいたグループ「ジャクソン5」で頭角を現す

MJは幼くして全米中に名前が知られていました。なぜなら兄弟で人気音楽グループを組んでいたからです。グループ名は『ジャクソン5』。ジャクソンファミリーの兄弟5人で組んでいたことからその名は来ています。

MJがリードボーカルを担当していた「ジャクソン5」の人気は凄まじく、メジャーデビュー曲「I Want You Back」や「ABC」など4曲がアメリカのシングル人気チャートである「ビルボードホット100」の1位に名前を連ねています。「I Want You Back」が発売した時、MJは若干11歳だったというのですから驚きです。

ソロデビュー、そして「Ben」で1位獲得、さらに最大のヒット曲「Billie Jean」を発表

グループが人気絶頂の中、メンバーで一番人気でもあったMJはソロデビューをし、1972年、14歳の時に「Ben」でビルボードホット100のシングルチャート1位に輝きました。若干14歳の少年が切ないバラードで全米の心を震わせたのは凄いですよね!その後もMJはジャクソン5、そして改名しジャクソンズのメンバーとしても活躍しながらソロ活動を続け「Don't Stop 'Til You Get Enough」や「Rock With You」でもビルボードホット100のシングルチャート1位を獲得しました!

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そして1983年、MJ最大のヒット曲となる「Billie Jean」が発表されました。この名曲はビルボードホット100のシングルチャート1位を獲得はもちろんビルボードの1983年年間ランキングでも2位にランクインしました!ちなみにこの年のビルボードの年間ランキング1位は「Police」の「Every Breath You Take」でした。こちらも今なお人気な歴史に残る名曲ですよね!!

この「Billie Jean」は日本でももちろん大人気です。それを物語るのが、2008年に発売されたアルバム「キング・オブ・ポップ」での出来事。このアルバムの収録曲は発売国毎に全てファン投票で決められたのですが、日本では2,3,4位が僅差の中「Billie Jean」は票差を付けて1位になっています。

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MJのダンスがカッコいい

マイケル・ジャクソンと言ったら圧倒的な歌唱力はもちろん、見る人を興奮させてやまないダンスパフォーマンスも有名ですよね。

ムーンウォーク

言わずと知れたMJの代名詞的なダンスパフォーマンス「ムーンウォーク」。この技法は1983年5月、モータウン25周年記念コンサートの「Billie Jean」の中で初披露されたそうです。前へ歩いているようなフォームで後ろ向きに進むこのフォーム、それを上下に起伏無く滑らかに進んでいく姿は世界中に驚きとともに広まったそうです。そしてMJのライブでは必ず「Billie Jean」が演奏され「ムーンウォーク」が披露されていたそうです。やはり誰しもムーンウォークは見たい!と思って会場に足を向けていたんでしょうね。その期待に応えていたMJのファンサービス精神も凄いですね。

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ゼロ・グラヴィティ

1988年に公開されたマイケル・ジャクソン主演のミュージカル映画「Michael Jackson Moonwalker」。この作中楽曲の「Smooth Criminal」のパフォーマンスの一つとして「ゼロ・グラヴィティ」は初めて使用されました。このパフォーマンスは見た人々の度肝を抜いたそうです。確かに人が体をまっすぐにしたまま倒れることなく前のめりになるなんて驚くしかないですよね。この映像の中では、ワイヤーで肩から吊り上げるという形が取られていました。しかし着脱が困難なことなどがあり、ライブでは披露されておりませんでした。

「ゼロ・グラヴィティ」を再現するための技術が発明され、ライブでも見れるようになったのは1992年のことでした。これは映像時にワイヤーを使ったのとは違い、靴のかかとの部分にV字に加工した金属板を仕込み、床に備え付けられたフックを引っかけることで再現したそうです。だたあくまでも靴を金具をひっかけているだけです固定している訳ではないため、倒れないように体を傾けるのも(しかも最大45度も傾けるとか!)、その後に直立に戻るのも全て全身の筋肉を使った自力、になるというのです。それをライブという長時間にわたって演目をする中で披露するというのですから驚きですよね!

この「ゼロ・グラヴィティ」を実現するにあたり、MJは4時間もの練習をしたこともあるそうです。本来なら映像だけでできる技を努力と自力で再現するエンターテイナー、それがマイケル・ジャクソンなんですね。凄さがまたひとつわかりました!

映像版での「ゼロ・グラヴィティ」の動画はこちら

ライブ版の「ゼロ・グラヴィティ」の動画はこちら

世界一のアルバム、世界一のMV「Thriller」から見るMJの凄さ

アルバム「Thriller」が発表されたのは1982年12月でした。この「Thriller」には伝説が数々あります。

史上最も売れたアルバム

アメリカでは「ビルボード200」で通算37週にわたる1位を獲得。80週にもわたってTOP10入りを果たしました。2015年12月時点では、アメリカレコード協会の発表によるとアメリカでの売上枚数は史上初めて3000万枚突破したそうです。日本でも「オリコン」の洋楽アルバムチャートで1984年2月第2週付より12週連続1位と大人気作でした。世界各国でもその人気は凄まじく、2012年には売上枚数が6500万枚としてギネス世界記録の認定を受けています。

1984年第26回グラミー賞での栄光

世界で最も権威のある音楽賞と言われているのが「グラミー賞」です。「グラミー賞」は売上から評価されるのではなく、レコード業界関係者を会員とした「NARAS」のメンバーが各部門ごとに投票して決めるプロによる音楽賞です。その「グラミー賞」でMJは「Thriller」で偉業を成し遂げました。

まずは主要部門である・最優秀レコード賞最優秀アルバム賞最優秀男性ポップ歌手賞最優秀男性ロック歌手賞最優秀男性R&B歌手賞最優秀R&Bソング賞最優秀児童向けレコード賞更に「Thriller」のプロデューサー「クインシー・ジョーンズ」と連名で最優秀プロデューサー8部門受賞を成し遂げたのです。これでいかに世界で人気を博し、内容の質の高さも認められていたかがわかりますね!

MV「Thriller」

1983年12月、MTVで「Thriller」のMVが公開されました。通常、MVの予算は当時5万ドル程度を目安と考えられていたそうです。しかし「Thriller」の製作費は50万ドルかけたといわれています。10倍の費用は凄まじいですね!

製作費がただ凄かっただけではもちろんありません。このMVはMVに初めてストーリー性も持ち込んだ作品と言われています。さらに内容も奇抜なものでした。ホラー映画仕立ての構成で、特殊メイクを使いMJが狼男になったり、ゾンビを従えて踊ったりと驚きが止まらない展開になっています。この作品で従来にない楽曲パフォーマンスを確立させ、ポップカルチャーの第一人者になったというのも納得ですよね!

「Thriller」のMVは アメリカの米議会図書館で永久保存される「National Film Registry」に登録されています。これはアメリカの「文化的、歴史的、美的に重要」な録音物を記録、保管することを目的としたアメリカの制度で、2019年現在ミュージックビデオは「Thriller」だけが登録されています。アメリカの歴史的にも文化的にも重要と作品なのだというのが伝わってきますね!

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さいごに

マイケル・ジャクソンの凄さは枚挙にいとまがないものになります。圧倒的な歌唱力はもちろん、見る人を圧倒するダンスパフォーマンス。数々の名曲の作詞作曲も手掛けていますし、演出もMJがしてます。楽曲も社会性にあふれるものや差別撤廃へのメッセージを含ませたものといったエンターテイメント性と融合させて昇華させています。凄さしか感じないMJのMVを最後に紹介します。

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出典:YouTube

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