
もふもふした体で、くっつきあったり体の上に乗っかる姿が近年SNSで話題になることのあるかわいらしい「グンディ」。
姿も仕草もかわいらしいのですが、話題になるようになったのはここ数年なので、まだあまり知られていない動物です。
そこでここでは、グンディがどのような動物なのかをご紹介していきます。
数少ないですが、国内でその姿を見られる動物園もちゃんとあるようですよ!
目次
「グンディ」ってこんな生き物
グンディは、グンディ科に分類される齧歯目の動物です。
カピバラやプレーリードッグやテンジクネズミに似た生き物で、特にヤマアラシに近い種類とされています。
グンディはどこにいる?
グンディの生息地は、アフリカ大陸の中でも北側になります。
具体的にあげると、アルジェリアやエチオピア、ケニアにソマリア、チャド、チュニジア、ニジェール、マリ、モーリタニア、モロッコ、リビアなどです。
これらの地域に広がる砂漠の岩場などに分布しているとされ、現地では岩の隙間などで休む姿がよく発見されます。
グンディはどのくらいの大きさ?
グンディの大きさは種類によって変わってきます。
最大種のアトラスグンディは体長21cmほどで、体重280~300gほど。
最小種のセネガルグンディは体長17~18cmほどで、体重178~195gほど。
どのグンディも尾は短く、その形状は房状となっているものが多いです。
グンディは肋骨を平らにすることで、狭い隙間にも入り込むことができます。
手足は短いけれど指に鋭い爪が生えており、これが強く曲がることで、岩場を登るのに役立っています。
グンディはなにを食べるの?
グンディの食性は植物食が中心となっています。
主に植物の茎や葉、花や果実、種子などを食します。
また、生息域である砂漠は水分が少ないことから、水分の摂取は食事から賄っているのでは考えられています。
グンディは耳がいい!
グンディの耳は扁平で動かすことができません。
しかし、パラボナ状のその耳は、動かない代わりにどの方向からの音も察知できるため、聴力に優れているとされています。
また、この耳の形状は岩の隙間などにも入りこむ際に邪魔にならないよう、環境に適して進化をしたものだとされます。
グンディの名前の由来
グンディという名前は、アフリカ大陸北部での呼称から来ています。
アラビア語で「警護人」という意味があり、岩場で周りを警戒している様子から付けられたされています。
「グンディ」は家族がとってもなかよし!
出典:YouTube
グンディは特殊な社会的行動が見られるとされ、特に家族で集まってくっついている姿が度々SNSなどでも話題になります。
ここではそんな仲良し家族のグンディの生態をご紹介します!
家族がくっつきあって過ごすグンディ
グンディは家族がくっつきあって過ごす姿がとても可愛いです。
その姿は鏡餅のようにもふもふでとても愛らしいため、一目惚れしてしまう人もいるかもしれません。
実際、グンディが密集している動画などがYouTubeにアップされるなり、悶絶する人が大量発生してしまっています!(笑)
グンディのくっついたり重なったりする様子は習性のひとつとされます。
この行動は、グンディが持つ社会的行動の1つとされていますが、なぜ引っ付き合うのは不明とされ、現在のところよくわかっていません。
まあ、かわいいので理由とかもうどうでもいいですよね!!
日本でもかわいいグンディに会える!
アフリカに生息しているグンディですが、実は日本でも飼育されています。
現在唯一グンディを飼育している「埼玉県こども動物自然公園」
2021年現在、グンディを飼育しているのは、「埼玉県こども動物自然公園」のみです。
埼玉県こども動物自然公園のSNSなどでは度々グンディの様子がアップされているため、気になる方はTwitterやYouTubeをチェックしてみましょう。
その他、世界ではヨーロッパの動物園などで飼育されているようなので、海外に行く機会があるという方は訪れてみるのもありかもしれませんね。
まとめ
グンディは、家族で集まっていたり乗りかかっている姿がとても愛らしいとSNSで話題になることもあります。
もこもこのふわふわな生き物のその姿は、確かにかわいさの塊です。
日本で展示されている動物園は少なく、「埼玉県こども動物自然公園」のみです。
機会があったら、ぜひ見に行ってみてくださいね!
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出典:YouTube(モフモフなグンディをしょうかいします!)