ゴリラは実はバナナを食べないって知ってましたか?親しみ深い生き物であるゴリラですが、実は意外と知らない面がたくさんあるみたいです!
ゴリラの知られざる一面が垣間見える、面白い雑学をどんどん紹介していきます!
目次
ゴリラの基礎知識
私たち人間と同じ霊長類の仲間であるゴリラ。ウガンダやコンゴ、ナイジェリアなどの地域に生息しています。
オスは体長が170~180㎝、メスは150~160㎝ぐらい。体重はオス約150kg、メスでも100kgぐらいに及ぶのだとか!
大きな身体でパワフルなイメージのゴリラですが、一体どんな隠れた顔を持っているのでしょうか?
学名がゴリラゴリラゴリラ?
よく耳にする、「ゴリラの学名はゴリラゴリラゴリラ」という話。嘘みたいにコミカルな名前ですが、実はこれは半分ぐらいは本当。
ニシローランドゴリラの学名
元々、地球上のゴリラは1種類しかいないと考えられていました。そのゴリラ全体を指す学名として「ゴリラゴリラ」が定められていましたが、その後ゴリラの中に3つの種類があることが発見されました。
その中の1種類「ニシローランドゴリラ」を指す学名が「ゴリラゴリラゴリラ」とされたんです。
野生のゴリラはバナナを食べない!?
ゴリラの主食といえばバナナ!というイメージがありますが、実はゴリラはバナナを主食とはしていないんです。
生息域には基本的にバナナが分布していない!
ゴリラは木の葉や木の樹皮、草などの繊維質の植物を主食としています。その他、果実やなんと昆虫まで食べるそうです。
しかも、野生のゴリラの生息地にはバナナは生息していません。野生のゴリラが生息する地域は気温が低いので、バナナのような果実がほとんど育たないんです。そのため、メインの食べ物は草や木の葉などになるのだとか!
握力が最強!
握力は約500㎏
ゴリラといえばマッチョな身体。その握力は約500kgともいわれているんです!ですが、ゴリラは主食が葉っぱ。人間のようにたんぱく質を積極的に摂取しなくても、ゴリラは筋肉がつくんです。
ゴリラは頭がいい!
手話で会話するゴリラ
マッチョなイメージの強いゴリラですが、実は知能も非常に高く賢い生き物なんです。日本人の平均的なIQが100なのに対して、ゴリラのIQはなんと平均70~95!
中には手話を覚えて人間とコミュニケーションを取れるゴリラもいるほど。さらに子猫を可愛がったりするゴリラもいるんですって!なんだか人間みたいですね。
手話ができるゴリラのココ。44歳の誕生日に新しい猫を迎えてごきげん♪
繊細なゴリラ、ストレスでおなか壊しちゃう
知能指数が高く賢いゴリラは、見た目からは想像がつかないぐらい繊細な面も持っています。なんと、ストレスでお腹を壊してしまうこともあるのだとか!
知能が高いので鬱にもなっちゃう!?
知能指数が高い生物は、感受性や思考が豊かな一方、一緒に暮らす同じ生物との意見の不一致などによってストレスを感じやすくなったりもします。
私たち人間も日々苦しめられがちなこのようなストレスに、ゴリラも悩まされているよう。時には心を痛めて、鬱状態になってしまうゴリラもいるのだそうです。親近感が止まらないですね……。
植物しか食べないのに超マッチョ
植物しか食べないのにムキムキのゴリラ。なぜ筋肉がつくのか?それには食事量が関係しているようです。
ゴリラの筋肉の秘密は食事量にあり!
ゴリラの1日の食事量はなんと18~30kgにものぼるといわれています。バナナに換算するなら、なんと200本以上!草食動物の中でも大食いなパンダでさえ15kg程度しか食べないのですから、その食べっぷりは相当なもの。この食事量がゴリラのマッチョな筋肉を支えているんです。
コングはゴリラのことじゃない!?
「キングコング」「ドンキーコング」など、ゴリラのキャラクターの名前についている「コング」。日本では「ゴリラの英名」と思われていることが多いですが、実はこれは間違い!
キングコングのモンスター名
「コング」は、元々映画の『キングコング』に登場するモンスターの愛称だったんです。キングコングをきっかけに「コング」という言葉に「大型の猿」といったようなイメージが定着して、現在に至るようです。
実は超平和主義!
賢く心優しい繊細な生き物であるゴリラ。マッチョな体型には似合わず、性格も超平和主義的なんだそうです。
ドラミングは威嚇じゃなくて平和解決の手段!
胸をボコボコと叩くゴリラのドラミング。長年威嚇だと思われてきたドラミングも、実は争いになりそうなところを丸くおさめるためにとる、平和解決の手段なのだそう。
【まとめ】ゴリラの知られざる一面をチェック!
平和主義で繊細で、気は優しくて力持ちなゴリラ。ゴリラの雑学を知っていくと、なんだかだんだん愛おしく思えてきますよね。
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