
染井吉野(ソメイヨシノ)は日本の桜として知られている王道の桜ですよね。毎年花見の季節になると満開になる桜は、とても優しい色合いを放ちます。
そんな染井吉野(ソメイヨシノ)の花言葉は、みなさんご存知でしょうか?そこで今回は、この花がどのような花なのか、そして花言葉などをご紹介します!
目次
染井吉野(ソメイヨシノ)
染井吉野(ソメイヨシノ)は桜と称される植物の中でも、日本で最も愛されている花の一種です。
特徴
染井吉野(ソメイヨシノ)はその淡い色合いの花を咲かせるのが特徴の花で、その美しさから春のお花見の定番の花となっています。
ソメイヨシノは日本固有種の桜エドヒガンとオオシマザクラの雑種が交雑してできた単一の樹のクローンであり、世界に存在するソメイヨシノは全て同じ木のクローンなのです!
原産
原産は日本なのです。しかし、実は中国や韓国などで「うちの国が原産だ」と主張していることもあり、国民の中にはそれを信じている人も多いようです。
近年の研究によって染井吉野(ソメイヨシノ)は日本の桜だと証明されたので、ここでは自信を持って日本原産だと主張します!
開花時期
開花時期は地域によって違ってくるものの、主に3月~5月にかけて暖かくなってくると芽吹いていきます。満開の染井吉野(ソメイヨシノ)は慎ましさの中にも優しい色合いを放つので、毎年楽しみにしている人も多いですね。
染井吉野の花言葉
染井吉野(ソメイヨシノ)にも当然のように花言葉があります。ただ、花言葉については意外と知らない人も多いので、そこは日本人として知っておきましょう!
桜全体の花言葉
染井吉野(ソメイヨシノ)というよりは桜全体の花言葉としては「精神の美」「優雅な女性」という意味があります。有名な八重桜などには「おしとやか」「豊かな教養」なども意味も。
染井吉野(ソメイヨシノ)の花言葉
染井吉野(ソメイヨシノ)の花言葉としては「純潔」「優れた美人」などの意味があり、だいたいの意味は桜全体の花言葉にも精通しているものと言えるでしょうね。
ただ、その中でも特に穢れがなく汚れていない純粋な色合いを放つため、より清廉潔白のような意味が強いです。
染井吉野(ソメイヨシノ)雑学
染井吉野(ソメイヨシノ)は知られていないことも数多くあります。ここからはそんなこの花特有の雑学についてご紹介するので、ぜひとも参考にしてみてください。
実はクローン
染井吉野(ソメイヨシノ)は日本の花として確認されているのですが、実はクローンによって生まれたものです。
そもそも染井吉野(ソメイヨシノ)は全てクローンの為、同一品種で受粉ができません。それはそうですよね!自分だけで自分の子供を作ることはできませんから。それ故、ソメイヨシノは接ぎ木や挿し木によって数を増やしています。
世界中の染井吉野は同じ木
人の手でしか増やせないということもあり、世界中にある染井吉野(ソメイヨシノ)はすべて同じ原木から作られています。つまりは、すべて同じ木ということ。ということはソメイヨシノは世界にたくさんありますが、実は世界に1本しかないということなのです。
接ぎ木や挿し木を行ったことによって増えてきたものなので、世界中にある染井吉野(ソメイヨシノ)はすべて遺伝子的に同じなのです!
名前は染井村から
染井吉野(ソメイヨシノ)という名前はどうやって付けられたのかというと、これは江戸時代末期から明治時代初期にかけて、染井村の植木職人が品種改良を重ねて作ったことが由来となっています。
そこに桜が有名な吉野山の名前も取り入れ、染井吉野(ソメイヨシノ)と呼ぶようになったのです。
実は韓国・中国も原産を主張
実は中国や韓国でも染井吉野(ソメイヨシノ)に似た桜があることから、それぞれの国が自国が原産地だと主張する意見も多いみたいです。
事実、日本でも韓国の済州島起源説を信じていた人もいます。しかし、これに関しては研究によって覆ることになりました。
近年DNAで起源が明らかに
染井吉野(ソメイヨシノ)のDNAを調べたところ、そのDNA構造はエドヒガンとオオシマザクラの雑種であることがわかったのです。これにより、染井村の植木職人が生み出したという説が有力となり、原産地が日本だということの証明にもなりました。
海外でもソメイヨシノ
海外でも桜は人気で、実はアメリカなどを中心に花見文化まで根付いてきているくらいです。もちろん、アメリカにも染井吉野(ソメイヨシノ)はあり、毎年美しい花を咲かせます。しかも、海外でもソメイヨシノはソメイヨシノと呼ばれ、世界中で通じる花の名前なんですよ!
まとめ
染井吉野(ソメイヨシノ)は日本を代表とする花ということもあり、花言葉などを知るともっと愛着が持てますよね。
研究によって日本原産だとわかったこともあり、これからは自信を持って日本の染井吉野(ソメイヨシノ)を世界中に広めていくこともできます。すでに海外では人気なので、次の花見は海外でやってみてはいかがでしょうか。