無愛想な様子を意味する「つっけんどん」、その由来や類義語について解説!

無愛想な人のことなどを指す「つっけんどん」は、荒っぽい様子なども意味する使い勝手の良い言葉です。
ただ、あまり良い意味ではなく悪い意味で使われることの多い言葉です。
実際、嘲笑や侮蔑の意味で「つっけんどん」と表現する人もいます。

ここでは、つっけんどんの意味や類義語だけでなく、「つっけんどん」という言葉がなぜ無愛想な人をあらわすようになったのか、その由来や語源についても解説します。

「つっけんどん」とは

まずは「つっけんどん」という言葉の意味や由来について解説します。

「つっけんどん」の意味

「つっけんどん」は、無愛想な様子荒っぽい様子を指す言葉です。
その他、無骨で刺々しさを覚えるような様子をあらわして用いられることもあります。

「つっけんどん」は無慈悲で無遠慮なことを表したりもするだけではありません。
冷淡な人や不親切な人のことを指して「つっけんどんな人だ」と表現されることもあります。

「つっけんどん」の由来

「つっけんどん」は、ケチで欲張りなことを表す「慳貪(けんどん)」を強めた「突き慳貪(つきけんどん)」が語源となります。
この突き慳貪が音便したことで「つっけんどん」となりました。

突き慳貪に使用されている「突き」という表現は、他にも「突っ走る」や「突っ込む」などがあります。
いずれの場合も、「突き」自体に何か意味があるのではなく、下の語句を強調する語としての役目があります。

ちなみに「つっけんどん」という言葉が生まれるきっかけとなった「慳貪」は、もともと貪り欲するという意味でした。
しかし、近年では「つっけんどん」に引っ張られる形で情けのないことやむごいこと、他人を思いやる気持ちがないことなども表すようになりました。

「つっけんどん」の類義語

「つっけんどん」と同じような意味を持つ類義語はいくつかありますので、それぞれご紹介していきます。

ぶっきら棒

「ぶっきら棒」とは、態度や話し方などがそっけない様子を意味する言葉です。
乱暴な様子や愛想のない様子を指したりする表現となります。
人に対しての物の言い方などに愛想がないことの例えとして用いられます。

ぶった切った棒のように粗雑という棒の形状から来た言葉ともいわれています。

木で鼻を括る

「木で鼻を括る」とは、極めてそっけない態度や冷淡な態度をとることの例えです。

本来は「木で鼻をこくる」という言葉だったそうです。
それが変化して「木で鼻を括る(くく)」となったのだとか。

「こくる」とは「擦る(こする)」と同じ意味で、木の皮などで鼻をかんでいた様子から生まれた言葉です。
ティッシュが無い時代ですので仕方ないのかもしれませんが、木で鼻を拭いても感触はよろしくありません。
その不快な感触から生まれた言葉とされています。

意地悪や邪慳との違いと使い分け

他にも「つっけんどん」に似た言葉に「意地悪」や「邪慳」などがあります。
それらの使い分けはどのようにするのが最適なのでしょうか?
まずはそれぞれの言葉の意味を理解しながら、それぞれが何を指すのかによって使い分けていくようにしましょう。

「意地悪」とは、他人などの立場の弱い人や力が弱い人に行う酷い仕打ちのことです。
また、冷たくつらく当たったりすることも「意地悪」と言います。

「邪慳」とは冷たくて意地が悪いことを表す言葉です。
その他、冷たくてむごく扱うことなども言います。

「つっけんどん」も、「意地悪」「邪慳」もその意味は冷たくて思いやりがなく、相手につらい仕打ちをすることを指す言葉です。
しかし、続く言葉によっては利用しない後もあります。

例えば、どの言葉も「つっけんどんな人」「意地悪な人」「邪慳な人」と「な人」を付けて表現することは可能です。

しかし、続く言葉が「をする」の場合、つっけんどんと邪慳は用いません。
「意地悪をする」とは言いますが、「つっけんどんをする」や「邪慳をする」とは言いませんよね。

「な返事」の場合は、意地悪と邪慳は用いません。
「つっけんどんな返事」という表現はありますが、「意地悪な返事」や「邪慳な返事」という表現はありません。

「な扱い」のばあい、つっけんどんだけ表現がありません。
「意地悪な扱いをする」や「邪慳な扱い」はあるのですが。

このように使い分けはされているのですが、そのルールは明確でないので、続く言葉によって自然か不自然かニュアンスを確かめる必要があります。

まとめ

「つっけんどん」は無愛想な人や荒っぽい人を指す言葉です。
「慳貪」という言葉に、強調を表す「突っ」を付けて表現をしたことが由来となっています。

「つっけんどん」には似たような意味を持つ言葉も多くあります。
類義語として、「ぶっきら棒」や「木で鼻を括る」などがあります。
その他にも「意地悪」や「邪慳」などと使い分けていくことが必要となります。

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