「ぶっきら棒」とはどんな棒?なぜ無愛想な様子を意味するのかを解説!

「ぶっきら棒」とは、態度や挙動がそっけないことを意味する言葉なのですが、そもそもどういう棒のことを指しているのでしょうか?
結論を先に言ってしまうと、これは「打出棒」と呼ばれたものが変化して生まれたとされます。

では、「打出棒」とは一体何なのか。
「ぶっきら棒」の意味や類語、そして対義語について解説していきます。

「ぶっきら棒」とは

まずは「ぶっきら棒」にはどのような意味があるのか、対義語はどのような言葉かを見ていきましょう。

「ぶっきら棒」の意味

「ぶっきら棒」とは、態度や挙動がそっけない様子、もしくは乱暴な様子をあらわします。

話し方や聞き方に愛想がない人を意味する言葉で、単に話しかけづらい人や怖い人、無表情な人なども指します。
特に本人が意図して無愛想に振舞っている場合でなくても、相手から「怒っているのかな?」「機嫌が悪いのかな?」と誤解されやすい人に対しても用いられます。

「ぶっきら棒な人」という表現すると、偉そうな振舞いをする人から、周囲から敬遠されやすい人を例える際など幅広く使われます。

「ぶっきら棒」の対義語は「愛想がいい」や「親切」

接しにくい人を指して使われる「ぶっきら棒」、その対義語つまり対照的な様子として「愛想がいい」や「親切」があげられます。

愛想がいい

「愛想がいい」は、好感の持てる態度ができる人を意味する言葉です。

常に笑顔で周囲の人から好かれやすい人などを指して表現することが多い傾向にあります。
人当たりが良かったり、腰が低い人のことも「愛想がいい」と表現することがあります。

親切

「親切」とは、相手の身になってその人のために何か行動をすることです。

思いやりをもって人のために尽くすことを意味しており、特に自分に対してではなく他人に優しい人などを指して言います。
「深切」と表記することができますが、この場合は心の底から何かをすることを表します。

「ぶっきら棒」の由来

では「ぶっきら棒」はどういう背景から生まれたのでしょうか?
ここからは「ぶっきら棒」の語源について解説していきます。

「打出棒」を由来とする説

「ぶっきら棒」という言葉は、「打出棒」という言葉が変化して生まれたという説があります。
この打ち切り棒とは、「ぶった切った木」という意味があります。
その読みは「打ち」という字が入っていますが、「ぶっきりぼう」です。

粗略にぶった切ることで作られた「打出棒」、その木の断面は綺麗に切られたものと違い、雑で質素なものです。
飾り気がないこの棒から、そっけない様子の人をあらわす例えとしても使われるようになりました。

飴の作り方を由来とする説

「ぶっきら棒」は、昔の飴の製法からきたという説もあります。
昔は飴を作る際、水飴の塊を細く棒状に伸ばしたものを小さく切って作るのが主流でした。

そのため、当時の飴は端から端まで味や形に変化のないものでした。
そしてこの飴の事を「ぶっきりぼう」と呼んでいました。

味も形も変化しない飴に、そっけない様子を重ねて使われるようになったともいわれています。

「ぶっきら棒」の類義語

「ぶっきら棒」と同様、そっけないさまや無愛想、粗野な様子をあらわす言葉をご紹介します。

つっけんどん

「つっけんどん」とは無愛想なことや荒っぽいことをあらわす言葉です。
無骨で刺々しい態度をする人のことも指す言葉で、冷たい人に対して用いることもあります。

この言葉は「慳貪(けんどん)」という言葉に、言葉を強調する際に使う「突っ」がくっついた表現です。
本来の慳貪は、ケチや欲張りを表す語でした。
しかし、冷たい様子をあらわす言葉として使われる「つっけんどん」に引っ張られて、現在では「慳貪」も無愛想や無慈悲という意味で用いられます。

ガラッパチ

「ガラッパチ」とは言動や行動が粗野で、落ち着きに欠けることを意味しています。
態度が悪いというのに加えて、落ち着きのない人を指します。

また、少しも飾り気がないことをする人を例える際にも使用します。
人の気持ちを考えない言動や行動をする人を示したりもする言葉となっています。

ちなみに「ガラ」とは言動が行動が粗野で荒っぽいことを意味する「がらがら(した性分)」から来ているとされます。

まとめ

無愛想な人を表現する際に使われる「ぶっきら棒」は、ぶった切った棒や、を棒状に細く伸ばした昔の飴から来たとされます。
似たような言葉として「つっけんどん」や「ガラッパチ」が、反対の意味の言葉には「愛想がいい」や「親切」などがあります。

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