ケーキの上の飾りにも使われる「マジパン」とはどんなもの?パンなの?マルチパンとは別物?

ケーキの上に飾られることがあるマジパン。
これは名前こそパンが入っていますが、パンではありません。
マジパンは、砂糖とアーモンドを練ったお菓子です。

そこで、ここではこのマジパンについてご紹介します。
また、マルチパンなどとの違いについても解説します。

「マジパン」とは

まずは、マジパンがどのようなものなのかを見ていきましょう。

マジパンはこんなお菓子

マジパンは、砂糖と刻んだアーモンドを混ぜて練り上げてつくるお菓子です。

このマジパンは、「マジパン」と「ローマジパン」の2種類に分けられます。

マジパンは、砂糖とアーモンドを1:1の分量で練り上げます。
こうして作られたマジパンは、粘土のようにパーツを作ったり組み合わせることが可能です。
そして色を付けたり、人形などに成形することでりケーキなどの飾りにします。
このマジパンで作られた人形などは「マジパン細工」とも呼ばれます。
日本では、クリスマスケーキやバースデーケーキの飾りとして見かけることも多いですね。

ローマジパンは、マドレーヌやパウンドケーキのような焼き菓子の生地に練り込まれます。
砂糖と砕いたアーモンドの比率は1:2とされることが多く、よりアーモンドの香りを感じることができます。

マジパンはパンではない!

マジパンは、その名前からパンの類と思ってしまうかもしれません。
しかし、実際はマジなパンでもマジメなパンでもマジカルなパンでもありません!

そもそもパンではなく、アーモンドと砂糖を練って作る洋菓子です。
パンは、小麦粉やライ麦粉に酵母と水、塩を混ぜて発酵させたものを焼き上げて作るので、全くの別物になります。

マジパンはどこで生まれたお菓子?

では、マジパンはどこで生まれたお菓子なのでしょうか?

中東で生まれたとされるマジパン

マジパンは、中世に中東からヨーロッパに伝わったお菓子とされます。
中世の中東では、交易などによりアーモンドや砂糖が入手できるようになりました。
その結果、マジパンの原型となるお菓子が現地で作られたとされています。

このお菓子がヨーロッパに伝わって現在のマジパンになったとされます。

ヨーロッパには十字軍により伝わった?

ヨーロッパへの伝来には諸説ありますが、十字軍の時代に伝わったともされています。

そして、ルートも2つあったとされています。
1つはバルト沿岸を通るルート、もう1つがイベリア半島を通るルートです。
いずれかのルートを通ってヨーロッパへと伝わっていったのだとか。

ヨーロッパに伝わった当初は、砂糖を使っていることもあり、貴族の宴会で出されるものだったとされます。

マジパンという名前

ここからは、マジパンの名前の由来をまとめます。

マジパンの名前の由来

マジパンは、スペイン語「マサパン(mazapán)」が由来です。
これが英語では「マージパン(marzipan)」と呼ばれるようになりました。

それが日本へも広がり、「マジパン」という名前で定着しました。

「マルチパン」との違いは由来となった言語

マジパンは、ドイツ語では「マルツィパン(marzipan)」といいます。
このドイツ語での名前から「マルチパン」と呼ばれる事もあります。

つまり、マジパンと「マルチパン」は名前の違うそっくりなお菓子ではなく、同じお菓子の名前違いという事になります。

ちなみに、イタリアでは「マルツァパーネ (marzapane)」や「パスタ・レアーレ (pasta reale)」と、フランスでは「マスパン (massepain)」や「パトダマンド (pâte d’amande)」などと呼ばれています。

まとめ

マジパンはパンではなく、お菓子のことです。

砂糖と下いたアーモンドを練って固めたものになります。

このお菓子の名前は国によって大きく違ってきます。
日本ではマジパンやマルチパンと呼ばれます。
これは由来となった言語の違いです。

英語由来ではマジパン、ドイツ語由来だとマルチパンとなります。

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