カンガルーなのに木の上で暮らすの?!「セスジキノボリカンガルー」とはどんな動物?

カンガルーといえば、オーストラリアの広大な大地を飛び跳ねるように移動する・・・というイメージが強いと思います。
ところがこのカンガルーの中には木の上で生活する種がいます。
それが、セスジキノボリカンガルーというカンガルー。

ここではそんな生態が気になるセスジキノボリカンガルーについてご紹介します。
併せて普通のカンガルーとの違いについても解説します。

樹上での活動をするカンガルー「セスジキノボリカンガルー」

カンガルーは、大地を飛び跳ねているイメージが根強いですよね。
実際、現在は草原や砂漠などで生活するカンガルーが多いです。

しかし、もともとはカンガルーは樹上で生活する動物でした。
現代でも木の上で生活するセスジキノボリカンガルーは、祖先の姿に近いのかもしれません。

小柄な体

セスジキノボリカンガルーは、カンガルー科キノボリカンガルー属に分類される動物です。

成獣の体長は60cm前後、尾長は体長より長く65cm~75cmほどにもなります。
体重は6.5kg~9kgほどとされます。

よく知られるカンガルーの「アカカンガルー」が大きいものになると体長約160cm、体重70kg前後とされますから、それに比べるといかにセスジキノボリカンガルーが小柄かがわかります。
これは木の上で動くのに適したサイズなので、大柄にならなかったと考えられています。

一方で、木を登るために前足が力強く発達し、木に引っ掛けるための爪も長くなっています。

「セスジキノボリカンガルー」の生息地や食性

ここからはセスジキノボリカンガルーの生態を見ていきましょう。

「セスジキノボリカンガルー」の生息地

一般的に、カンガルーといえばオーストラリアというイメージがあるかと思います。
しかし、セスジキノボリカンガルーの生息地は、インドネシアやパプアニューギニアなどとなっています。

これらの土地の多雨林の樹上で活動しています。
薄明薄暮性傾向が強いため、日中に行動していることが多いです。

その一方、人間が多い地域では夜行性傾向が強くなるとされています。

「セスジキノボリカンガルー」の食性

セスジキノボリカンガルーは、草食性です。
基本的には植物をメインに食べるのですが、特に生活をしている木にある果実や木の葉などを食します。

カンガルーとの違い

では、普通のカンガルーとどのような違いがあるのでしょうか?
ここからはセスジキノボリカンガルーと普通のカンガルーの違いについて見ていきましょう。

後ろ足の発達度合い

平地で暮らすカンガルーは、後ろ足が発達しています。
これは草原や砂漠で移動するためだと考えられています。

しかし、それに比べるとセスジキノボリカンガルーは後ろ足が小さいです。
また、普通のカンガルーに比べて短い足となっています。

これは、樹上で動き回るセスジキノボリカンガルーにとって後ろ足がそれほど重要ではなかったことによる発達の違いといえます。

ちなみに、セスジキノボリカンガルーも、時折は木から降りて移動することもあります。

前脚の爪の発達度合い

地上で生活するカンガルーは、発達した後ろ足に比べて前足が小さく短いです。
対して、セスジキノボリカンガルーは前足が発達しています。
しかも、爪が強靭で木登りにも適しています。

樹上生活がメインとなるセスジキノボリカンガルーは、むしろ後ろ足よりも前足の方が発達しているわけです。

尻尾の役割の違い

地上で活動するカンガルーの尻尾は、太くて長く、第5の足と呼ばれるほどです。
カンガルーといえばジャンプする姿が印象強いですが、このジャンプする際にも尻尾が重要な役割を果たしているとされます。

多種多様な場面で活用する部位となっており、時には杖のような体を支える役割も果たすのだとか。

一方、セスジキノボリカンガルーは尻尾の力はあまり発達していません。
しかし、体調よりも長い事もあるその尻尾は、樹上生活では重要な役割を果たしておりバランスを取るために使います。
尻尾のおかげでバランスが取れるので、樹上でも後ろ足だけで立つことが可能だったりします。

まとめ

セスジキノボリカンガルーはカンガルーの一種です。
普通のカンガルーとは違い、地上ではほとんど生活しません。
木の上で生活する樹上性の動物となっています。
これは、カンガルーの祖先の特徴でもあったとされ、カンガルーはもともとは樹上生活だったのだとか。

それが進化の過程によって樹上と地上で分岐したわけです。

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