単純そうに見え、かつ簡単に読めそうな「侈」。
たとえ見たまま読んだとしても、それは間違いです。

漢字からは想像できない読み方をします。

(1)「侈」の読み方

「多」という字から連想し、つい「た」と読みそうになるでしょう。
しかし、そのまま読んでも読める漢字ではありません。

この漢字は、「ほしいまま」と読みます。
より詳しくわけるとすると、音読みが「し」、訓読みが「ほしいまま」ということです。

普段の生活ではほとんど見かけない、非常に難しい漢字になります……。

(『広辞苑』より)

(2)「侈」の意味

読み方として、あまりいい印象をもたない漢字の「侈」。
意味は、同じ読み方である「ほしいまま」と「おごる」になります。

「おごること自体はいいのでは?」と思いがちですが、じつはあまりいい言葉ではありません。
「おごる」とは、自分はほかと隔絶した高いところにあり、質が違うと思いあがることです。

一見いい言葉に聞こえても、意味を知ると複雑ですね。

(『広辞苑』より)

(3)「侈」を使った言葉

ほとんど見かけない「侈」という漢字ですが、どのような言葉があるのでしょうか。
「侈」を使った言葉を紹介します。

「奢侈」「驕侈」が、「侈」を使った言葉です。
ここからは、それぞれの言葉の意味も併せてみていきましょう。

「奢侈」とは、「必要程度や分限を超えた暮らしをすること。おごり。贅沢」のことです。
身分不相応にもかかわらず、派手な生活をしている人はこれに当てはまります。

「驕侈」とは、「おごって贅沢なこと」という意味に。
贅沢さを見せつけるかのように、相手におごる態度を取るのは正直嫌われます。

羨ましいとは、到底思ってもらえないでしょう。
お世辞にもいい意味とは言えない、そんな漢字になります。

(『広辞苑』より)

(4)「侈」と同じ読み方をする漢字

「ほしいまま」と読む「侈」ですが、この読み方をする漢字はほかにもあります。
「縦」「肆」「恣」といった漢字です。

「縦」という字も「ほしいまま」と読むため、非常に珍しいといえます。
珍しい読み方として、一緒に覚えておくといいでしょう。

(『広辞苑』より)

非常にパンチのきいた意味をもつ「侈」。
優しい見た目をした、なかなか強い漢字であることは確かです……。

簡単な漢字こそ、注意して読むようにしましょう。

(恋愛jp編集部)

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