「シブースト」とはどんな洋菓子?その歴史や名前の由来は?

フランス生まれの美味しい洋菓子、それが「シブースト」です。
「シブースト」は見た目も綺麗で近年より注目を集めているスイーツの1つです。

ただ、初めて耳にした方もいらっしゃるかもしれません。
そこで「シブースト」がどのような洋菓子なのか解説します。
ここでは歴史や名前についても説明するので、ぜひ気になる方はチェックしてみてください。

「シブースト」とは

まずは「シブースト」がどのような洋菓子か見てみましょう。

「シブースト」はこんな洋菓子

「シブースト」はフランス生まれの洋菓子です。

特にスポンジケーキやパイなどの生地にカスタードとメレンゲを合わせたクリームを乗せ、表面を焦がしたカラメルで覆った洋菓子を意味します。

その多くは甘く煮たリンゴなどの果物を入れるのが一般的です。
まさに「シブースト」は甘さと香ばしさを同時に楽しめるスイーツと言えるでしょう。

シブーストの特徴「クレーム・シブースト」

「シブースト」は「クレーム・シブースト」と呼ばれるクリームの層が特徴となっています。

「クレーム・シブースト」とはカスタードとメレンゲから作るクリームの層のことです。
特に「シブースト」に使用されるものはカスタードクリームとイタリアンメレンゲから作られるのが主流とされています。

その「クレーム・シブースト」をスポンジケーキやパイでできた生地に乗せたものが「シブースト」です。

「クレーム・シブースト」を使った洋菓子「サントノーレ」

「クレーム・シブースト」を使用した洋菓子は他にもあります。
それが「サントノーレ」と呼ばれるスイーツです。

「サントノーレ」もフランス発祥の洋菓子の一種とされます。
中でも円盤状のパイ生地にカラメルを塗ったシューやクリームをたっぷりと乗せたケーキのことを言うのだとか。

これは現地のフランスでは特別な日に食べるお菓子として知られています。

「シブースト」の歴史と名前の由来

ここからは「シブースト」の歴史と名前の語源をまとめます。

19世紀に誕生した「シブースト」

「シブースト」は19世紀頃に生まれた洋菓子とされています。

1840年頃、パリのサントノーレ通りに洋菓子店がありました。
そこで店主をしていたシブーストは街で評判のパティシエだったとか。

そんな彼が生み出したのが「シブースト」と呼ばれるスイーツだったとされています。

名前の由来は菓子職人の名前から

「シブースト」は19世紀にオリジナルクリームを考案したパティシエの名前がそのまま付けられています。

彼はカスタードとメレンゲを併せた独自のクリーム「クレーム・シブースト」を開発した人物です。

その「クレーム・シブースト」を使用するところから、洋菓子の名前が「シブースト」と呼ばれるようになったとされています。

気になる他の洋菓子の名前に由来

他の洋菓子の名前も特殊な成り立ちが多いです。
最後にその点についてもまとめて終わりとします。

「エクレア」の名前に由来

「エクレア」は細長いシュー生地にチョコレートをかけた洋菓子です。

その名前は稲妻を意味する言葉から来ているそうです。
この名称には諸説あるものの稲妻のように素早く食べないといけないところから来ているとする説が有力とされています。

実際に「エクレア」は素早く食べないとクリームが飛び出ます。
それをこぼさないように食べなくてはならないことから稲妻を意味する「エクレア」という名前で呼ばれるようになったとか。

「ヌガー」の歴史と名前の由来

「ヌガー」は砂糖と水飴を煮詰めてメレンゲやゼラチンを加えた洋菓子のことです。

これは紀元前に考案されたアラブのお菓子「ハルヴァ」が原型とされています。

名前はフランス語で「クルミの絞りかす」を指す「nogat」から来ているのだとか。

「パフェ」の名前の由来

「パフェ」はコーヒーからスイーツへと進化した洋菓子です。
もともとはフランス人のシェフが原型を考案したものとされています。

当時はコーヒーに生クリームを加えて冷やし固めたものを意味していたのだとか。
それが次第に進化してアイスやソースが加えられるようになったようです。

最終的に「パルフェ」という名称でフランスに定着し、日本にも冷菓として入ってきたとされています。

まとめ

「シブースト」は特製の「クレーム・シブースト」が乗っているスイーツのことを意味します。
これはフランスのパリで働いていたパティシエの名前から来ているのだとか。

昨今は日本でも見かけることがあるので、もし気になった方がいらっしゃいましたら食べてみてください!

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