「サワークリーム」とはどんなもの?独特な酸味の正体とは!?

独特な酸味を持つ乳製品、それが「サワークリーム」です。
しかし「サワークリーム」は馴染みがない人もいるでしょう。
中には「クリームチーズ」と同じものだと思っている人もいるかもしれません。

そこで今回は「サワークリーム」について解説します。
併せて「クリームチーズ」との違いについても説明するので、気になる方はぜひ参考にしてみてください。

「サワークリーム」とは

まずは「サワークリーム」について見ていきましょう。

「サワークリーム」に酸味がある理由

「サワークリーム」は生クリームを乳酸菌で発酵させたものです。あの独特の酸味は人工的または自然的な発酵によって生まれるものなのだとか。

特に「サワークリーム」は生クリームを乳酸菌で発酵させることで爽やかな酸味を持つのが特徴です。

こってりしているというよりさっぱりしている酸味となります。
それだけでなく独特のコクも生まれるのが特徴と言えるでしょう。

なお「サワークリーム」によってはゼラチンやレンネット、野菜酵素などの追加成分を含むものもあるそうです。

「サワークリーム」の「サワー」とは

「サワークリーム」の「サワー」は乳酸菌による発酵生成にちなみます。

「サワー」という言葉には「酸っぱい」という意味があります。
つまり、直訳すると「酸っぱいクリーム」という意味となるわけです。

ただし、酸味が抑えられている分、さほど酸っぱくはありません。

気を付けたい「サワークリーム」の保存方法

「サワークリーム」は完全には発酵していません。

そのため、冷蔵保存しなければならない点は注意が必要です。
保存方法を間違うとカビが生えてしまうこともあります。

同じ乳製品のチーズなどはカビを取り除いて使用できるが、「サワークリーム」の場合はカビを取り除いても使用できません。

なお、市場に出回っているものは賞味期限付きが多いです。
ただ、期限は地域により「販売」「賞味」「消費」ごとに異なります。

どちらにせよ開封後は冷蔵保存していたとしても早めに使用したいところです。

「クリームチーズ」との違い

ここからは「クリームチーズ」との違いについてまとめます。

「クリームチーズ」とは

「クリームチーズ」は生クリームと牛乳に乳酸菌を加えて発酵させたものを言います。

分類としては非熟成のフレッシュチーズという扱いです。
そのため「サワークリーム」とはまた別物と言えるでしょう。

事実「クリームチーズ」はチーズの製造に欠かせない凝乳酵素“レンネット”によってタンパク質を凝固する「凝乳処理」が行われます。
この製造工程が「サワークリーム」と大きく変わるのです。

味わいも「サワークリーム」」と比べて酸味が抑えられています。
それでいてコクがあるのが特徴と言えるでしょう。

クリームチーズを使った「サワークリーム」の代用方法

「サワークリーム」がない時は「クリームチーズ+レモン汁」で代用可能です。

「クリームチーズ」を柔らかくして「レモン汁」を混ぜると「サワークリーム」のような酸味とコクが生まれます。

ただ、脂肪分が含まれているため、若干こってりとした味わいとなるという点には注意が必要となるでしょう。
そのため、入れる「クリームチーズ」の量に注意しておいてください。

3月8日は「サワークリームの日」

最後に「サワークリームの日」についてまとめます。

「サワークリームの日」の由来

毎年3月8日は「サワークリームの日」とされています。

これは1868年に「サワークリーム」をはじめとする乳製品の製造・販売を行う中沢フーズ株式会社が制定した日です。

記念日は2016年に日本記念日協会により正式に認定されています。
ちなみに、その日付は「サ(3)ワー(8)」と読む語呂合わせから来ているのだとか。

まとめ

「サワークリーム」は生クリームを乳酸菌で発酵させたものです。

乳酸菌で発酵させているため、独特の酸味があります。
その酸味は料理やデザート、スイーツにも合います。

ただ「クリームチーズ」とはまた別物なので注意しましょう。

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