
最速、それは最強と並んで聞くとワクワクする言葉ですよね!最速の車に最速のバイク。最速の飛行機や最速の動物。
どれも心が躍る言葉ですし、どのような姿をしていてどのくらいのスピードが出るのかとても気になります!そこで今回は様々な「最速の乗り物」や「最速の動物」をご紹介します。
目次
世界最速の車
最高時速415km!!量産車最速の「ブガッティ・ヴェイロン スーパースポーツ」
「ブガッティ・ヴェイロン」はフランスに本社を置く「ブガッティ・オトモビル」社が2005年から2015年の間販売していたハイパーカーです。標準モデルでも最高出力1,001ps、最大トルク127.5kg・mのスペックがありますが、スーパースポーツモデルになるとエンジンの最高出力は1200ps、最大トルクは153kgf・mまで引き上げられています。
2010年7月、開発ドライバー「ピエール・アンリ・ラファネル」氏が最高速チャレンジを行ない、1回目に時速427.988km、2回目は時速434.211km、平均値時速431.072kmを記録を出したことで世界最速の量産車としてギネスに認定されています。
マッハ越!「スラストSSC」
「スラストSSC」はイギリスで設計と製作がされた速度記録専用自動車です。全長16.5メートル、全幅3.7メートル、重量は10.5トンという自動車には到底見えない巨体とジェットエンジン推進することが大きな特徴です。
1997年10月15日にイギリス空軍のアンディ・グリーン中佐の運転で時速1,227.985kmの記録を樹立。これはマッハ1.016となり、世界初の音速を超えた自動車という記録にもなりました。現在はその後継機ともいえる「ブラッドハウンドSSC」が開発中だそうです。
世界最速のバイク
公道で時速400km到達!市販車最速のバイク「Ninja H2R」
「川崎重工業モーターサイクル&エンジンカンパニー」社が製作した最大出力310ps、最大トルク16.8kgfm、というスペックを持つ1000ccのバイク「Ninja H2R」。このバイクは2016年6月30日にトルコのイズミット湾付近の橋を封鎖されて行われた公道での最高速度チャレンジで時速400kmを達成し、市販車での世界最速記録を樹立しました!!
その様子はFUNDOでも記事で紹介していますのでそちらも併せてご覧ください!
【世界記録】カワサキの「Ninja H2R」、わずか26秒で時速400キロを達成!
バイクを越えたバイク!「トマホーク」
アメリカの自動車メーカー「ダッジ」社が製作した「トマホーク」は2003年の「デトロイトオートショー」にコンセプトバイクとして出品されたバイクです。F1カーにも利用されていたV10エンジンとも呼ばれるV型10気筒エンジンを搭載し、前後に2輪ずつ、計四輪付けたマシンです。V10エンジンが繰り出すパワーはすさまじく、最高速度は時速676kmにもなるそうです!!
世界最速の鉄道
稼働中で最速の鉄道「上海トランスラピッド」
「上海トランスラピッド」は2004年1月1日から商業運行をしている磁気浮上式鉄道です。商業運転速度としての最高時速431kmとなっており、常設の運行としては世界最高速度になっています。非商業運行の試験走行では時速501kmの最高速度記録を出しています。
開発中ながら鉄道として最速の中央新幹線「LO系」
鉄道列車で最速なのが2027年の開通を目指している中央新幹線の磁気浮上式鉄道「超電導リニア」の「LO系」です。この列車は2015年4月21日に時速603kmを記録し、鉄道における最速記録を持っています。
地上を走るロケット?最速の鉄道「ロケットスレッド」
ソリ状の乗り物を地上に敷設されたレールの上でロケット推進で走らせる装置のことを「ロケットスレッド」といいます。機体名ではなくあくまでも装置の総称になりますが、1954年12月10日、アメリカのホロマン空軍基地でこの装置を使った有人実験が執り行われ、時速1017kmを記録しました。1997年に上で紹介した世界最速の自動車「スラストSSC」に抜かれるまでは地表最速記録でした。
世界最速の飛行機
マッハ10で飛ぶ「X-43A」
ハイパーXとも呼ばれる「X-43A」はNASAで開発されたスクラムジェットエンジン搭載の世界最速の無人試験機です。スクラムジェットエンジンは大気圏内をマッハ5〜15の速度をより効率的に飛ぶために研究されているエンジンなのですが、X-43Aはその研究の一環で製作された航空機です。「X-43A」は2004年11月16日に飛行試験で時速約10000km「マッハ9.68」を記録しました。
有人機最速と最高高度を記録した「X-15」
アメリカのノースアメリカン社で製作された「X-15」は公式有人記録として最大速度、最高高度を持っている航空機です。1959年に作製され、1963年8月22日に高度107960mという有人での最高高度に到達、1967年10月3日には最高速度時速7274km「マッハ6.7」を記録しました。
世界最速のジェットコースター
FIマシンのスピードを体感できるジェットコースター「フォーミュラ・ロッサ」
「フォーミュラ・ロッサ」はアラブ首長国連邦の観光地「ヤス島」にある高級自動車メーカー「フェラーリ」をフィーチャーした屋内テーマパーク「フェラーリ・ワールド」にあるジェットコースターです。
フェラーリのF1マシンをモデルにしており、その速度もF1マシンに近く、0-100km/hの加速は2秒、最高速度は時速240kmというスピードです。このスピードはジェットコースターの世界最速を誇っています。
世界最速のエレベーター
CTF金融センター
中国の広州市にある「CTF金融センター」には日立製作所が製作した世界最高速度を計測したエレベーターがあります。そのスピードは分速1,260m、時速75.6kmに相当します。
世界最速の動物
世界最速の空の動物
ハリオアマツバメ
「ハリオアマツバメ」はインド北部やインドネシア、カンボジアやシンガポール、台湾に中華人民共和国や日本、モンゴルそしてロシア東部といった東アジアやオーストラリアやパプアニューギニアに生息している渡り鳥です。
全長は20cmほどの小さい鳥ですが、羽をはばたかせ水平移動する速度は最速といわれていてそのスピードは時速170kmにもなるといいます。また、ハリオアマツバメは一日のほとんどの時間を空で過ごし、個体によっては年間20万㎞移動するそうです!
ハヤブサ
「ハヤブサ」はハリオアマツバメと違い急降下するスピードが最も速いといわれている鳥です。鷹よりも小柄で雄の成体が45cmほどの大きさですが、狩の名人でもあるハヤブサは急降下して獲物をつかむスピードが著しく、その急降下するスピードは時速300kmにもなるといわれています。
世界最速の海の動物
バショウカジキ
「バショウカジキ」は成体になると3メートル以上、体重100キロにもなる大型魚です。特徴でもある巨大な背びれを日本では芭蕉の葉に見立ててバショウカジキ、英語では帆に見立ててセイルフィッシュと呼ばれています。
そんな大きな背びれを持っているバショウカジキの泳ぐスピードは魚類、引いては海中の生命体の中でも最速といわれており、その最高速度は時速110kmにもなるといいます。
世界最速の陸の動物
チーター
チーターはアフリカ大陸の熱帯雨林地方以外とイランに生息している草原や半砂漠で生活をしています。基本単独で過ごしていますが、まれに血縁関係ある者たちで小さな群れをつくることもあります。
そんなチーターは最高速度秒速29m、時速約104kmという地表を世界で最も早いスピードで駆けて獲物を追跡します。ですが瞬発力はあるものの、運動により高まる体温を放出しきれないため、長い距離を走ることはできないそうです。
まとめ
さまざまな世界最速を紹介してきました。これから記録を塗り替えられるものもあれば、ずっと抜かされずに記録を保持するものもあるかもしれません。「LO系」のような近い将来に国内で乗れるようになるかもしれない世界最速もありますので楽しみですね!「フォーミュラ・ロッサ」に乗る機会も人生で一度でもいいので欲しいものです。
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出典:wikipedia.org(ブガッティ・ヴェイロン)/ wikipedia.org(ThrustSSC)/ wikipedia.org(カワサキ・ニンジャH2)/ wikipedia.org(ダッジ・トマホーク)/ >wikipedia.org(上海トランスラピッド)/ wikipedia.org(L0系)/ wikipedia.org(ロケットスレッド)/ wikipedia.org(NASA_X-43)/ wikipedia.org(フォーミュラ・ロッサ)/ wikipedia.org(CTF金融センター)/ wikipedia.org(ハリオアマツバメ)