自分のルーツが縄文人系なのか、それとも弥生人系なのか?を一瞬で見分ける方法があると話題となっています。あなたの顔はどちらなのか、見てみませんか?
目次
そもそも…縄文顔と弥生顔って?
縄文人の顔と弥生人の顔が、現在でも日本人の中に生き続けています。細眉・一重まぶた・薄唇の平坦な顔は、モンゴルの人々に典型的に見られ、北方アジア系の顔(弥生顔)と呼ばれています。一方、エキゾチックな太眉・二重まぶた・厚唇の立体的な顔は、南方アジア系の顔(縄文顔)と呼ばれています。しかし、南方系の顔はアイヌの人々の顔とも似ていることもあり、むしろ、広義の東アジアと言うべきとの説もあるようです。
縄文人系か弥生人系かは「ウインク」で分かる?
日本人のほとんどが、縄文人と弥生人(渡来系)の遺伝子を受け継いでいるとされています。沖縄県倫理法人会によると、純粋な縄文人は5%ほどしかおらず、現代人の75%が縄文人と弥生人の遺伝子を持っているそうです。そして、自分が縄文人の血を強く受け継いでいるか確認する方法は、「ウインク」でカンタンに分かるようです。
さっそくチェックしてみましょう!
「唇を動かずにウインクができる人」(唇の形を変えずにウインクできる人)は、縄文人の特徴を強く受け継いでいる可能性があるとのことです(片目ではNG)。両目のウインクを、唇を動かさずにできた場合のみ、縄文人の特徴を強く受け継いでいるかもしれません。また、以下のチェックでも、縄文人度を確認できます。
(縄文人度チェック)
1. 唇を動かずに両目ともウインクができる人
2. くせ毛っぽい人
3. 耳垢が湿っている人
4. 両目とも二重まぶたの人
上記の特徴があればあるほど、縄文人の特徴を強く持っている可能性が高いそうです。逆に、全く縄文人チェックに当てはまらない人は、弥生人の特徴が強いことになります。
ウインクできる・できないは脳の使い方!?
顔の下半分は、右脳と左脳が左右別々に、顔の上半分は、右脳と左脳が同時に顔面神経に信号を出す仕組みになっているそうです(口角は左右別々に動かせることができても、ウインクがうまくできないのは、これが理由だと言われています)。これは遺伝によるもので、大陸から来た弥生人たちは、寒さに対応するため両目を一緒につぶるように神経系統が変化したとされています。
日本人形成の過程
日本人に、この北方系と南方系の顔が入り混じっている原因は、縄文時代以来の日本人形成の過程に由来しているとされています。
●更新世末期および縄文時代には、日本列島を含む東アジア一帯に、南方系の人々が住んでいた。
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●一方、約3万年前にシベリアに住み着いた人々は、2万年ほど前の氷期に厳寒の気候に適応するために、平坦で皮下脂肪が厚くて一重まぶたで唇が薄く毛の少ない特徴を身につけた(逆に、皮下脂肪が薄くて目が大きく、あちこちが出っぱっている顔は、寒さに弱く凍傷になりやすいため。また、眉や髭が多いと息が氷柱になって困る上、唇は口腔粘膜の反転露出部分なので凍傷になりやすいため)。
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●約5000年前、シベリアの北方系の人々が東アジアに拡大をはじめた。彼らは2300年前には九州北部付近から日本列島に侵入してきて、弥生時代の幕を開けることになります。つまり、彼らが(渡来系)弥生人であり、彼らの弥生顔が北方系である所以がここにあります。
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●その時、日本列島にはいわゆる南方系の顔をした縄文人たちが住んでいましたが、侵入してきた北方系の弥生人によって本土の大部分を占領され、わずかに北海道に残った縄文人がアイヌの人々になります。アイヌの人々の顔は立体的であるだけでなく太眉・二重まぶた・厚唇でもあります(だから、縄文人も同じような表面の造作をしていた?)。そこで、縄文顔は現代アジア人の基準でもいわゆる南方系だったと言えます。
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現代の日本人は、およそ北方弥生系7~8割、南方縄文系2~3割の比率で混血していると、最近の人類学で言われています(そのため、日本人は北方系のイメージが強いとされています)。
いかがですか?あなたは縄文人だったでしょうか?はたまた弥生人でしたか?
自分の顔が濃いか薄いかは考えたことはあっても、縄文人系の顔か?弥生人系の顔か?なんてことは考えたこともなかったです。でも、自分の顔のルーツをそういう視点でたどるのも興味深いですね!
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出典:wikipedia.org