「クロックムッシュ」と「クロックマダム」の違いは?それぞれの名前の由来はなに?

おしゃれなパン屋の定番メニューの「クロックムッシュ」。
中には自作するほど大好き!という人もいるのではないでしょうか?

また、「クロックマダム」というパンも見かけることもありますよね。

似たような名前のパンですが、「クロックムッシュ」と「クロックマダム」でどんな違いがあるのでしょうか?

そこでここでは、「クロックムッシュ」と「クロックマダム」の特徴をはじめ、名前の由来について見ていきましょう。

「クロックムッシュ」とは

 

まず最初に、「クロックムッシュ」はどんなパンなのか見ていきましょう。

「クロックムッシュ」はこんなパン!

クロックムッシュは、フランス生まれのパン料理。
1910年ごろにフランスのオペラ座近くのカフェで作られたのが最初とされます。

パンにハムとチーズを挟んでバターを塗ったフライパンで軽く焼いたものです。
焼いた後は、ベシャメルソースやモルネーソースを塗って温かいうちに食べます。

「クロックムッシュ」の名前の由来

「クロックムッシュ」という名前は、フランス語でカリっとした紳士」/strong>という意味。
「クロック」はカリっなどの食感をあらわす擬音で、「ムッシュ」は紳士の事をあらわしています。

名前の明確な由来はわかっていません。
一説には、食べる時にカリカリ音がして上品ではないので、当時は男性専用とされたことを由来とするともいわれています。
他にも、当初は手づかみで食べる料理だったので男性向けの料理だったことに由来するともされます。

「クロックマダム」とは

 

では、名前のよく似た「クロックマダム」はどんなパンなのでしょうか?

「クロックマダム」はこんなパン!

クロックマダムも、クロックムッシュと同じくフランスで生まれのパン料理のひとつ。
クロックムッシュと同じく、現地でバーやカフェなどで軽食として提供されています。

簡単に説明すると、クロックムッシュに目玉焼きを盛り付けたものです。

「クロックマダム」の由来

クロックマダムの名前の由来も定かではありませんが、こちらも色々な説があります。

クロックムッシュが「紳士」なので、それと区別するために「婦人」の意味を持つ「マダム」がつけられたともいわれています。
また、パンの上に盛り付ける目玉焼きが、婦人方の被るツバの広い帽子のようにも見えることから「クロックマダム」と付けられたともいわれています。

他にも説はあります。
クロックマダムは上に目玉焼きがある都合上、ナイフとフォークを用います。
この食べ方が、手づかみでたべることもあったクロックムッシュと比較すると、淑女を思わせることからマダムと付けられたともされています。

「モンテクリスト」との違い

 

クロックムッシュやクロックマダムのようなパン料理の中に、「モンテクリスト」という料理もあります。
ここからは、「モンテクリスト」との違いについて見ていきましょう。

「モンテクリスト」はこんなパン!

この「モンテクリスト」とはmフレンチトーストとクロックムッシュの中間のようなパンです。

2枚の食パンの間にハムととろけるチーズを挟み、黒コショウとバジルなどで風味をつけます。
そして、牛乳と卵を合わせた卵液に漬け込みます。

フレンチトーストのようにしみしみになったら、これをフライパンで表面をこんがりと焼いて出来上がりです。

「モンテクリスト」はカナダ生まれのパン料理

このモンテクリストは、カナダ生まれのパン料理
フランス生まれのクロックムッシュをアレンジしたパンで、1930年代から1960年代にかけてはハワイのレストランの朝食の定番メニューとしても人気でした。

最近は韓国でも人気のカフェメニューになってきているそうですよ!

まとめ

クロックムッシュもクロックマダムもフランス生まれのパン料理。
ムッシュの方はパンにハムとチーズを挟んでバターを塗ったフライパンで軽く焼き、ベシャメルソースやモルネーソースを塗ったものです。

マダムの方は、クロックムッシュに目玉焼きを盛り付けたものとなります。

さらに似たようなパンとして「モンテクリスト」という料理もあります。
こちらは、クロックムッシュのフレンチトースト版ともいえる料理となっています。

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