「ケチがつく」とはどんな意味?その由来はお金を出さない「ケチ」と同じ?

縁起が良くないことが起こることをあらわす「ケチがつく」。
よくないことが起きたことで物事が停滞してしてしまう際にも用いられます。

ここでは、この「ケチがつく」という言葉についてその意味や用い方、由来について見ていきましょう。

「ケチがつく」とは

 

まずは「ケチがつく」という言葉について、その意味や用い方を見ていきましょう。

「ケチがつく」の意味

「ケチがつく」は、縁起の悪いことが起こることをあらわす言葉です。
凶事の前兆になりそうなことに対しても用いられます。

また、よくないことが起きることで、進めていたもしくは進めようとしていた物事が進めることができなくなることをあらわすこともあります。

「ケチがつく」の用い方・文例

・大会はこれからだというのに、靴の紐が切れるだなんて、スタートからケチが付いた
「ケチがつく」は、このように幸先が悪い出来事に対して用いられます。

「ケチをつける」との違い

「ケチがつく」と似たような表現に「ケチをつける」というものもあります。
とはいえ、こちらはわざわざ欠点を見つけて貶すことをあらわす

「ケチがつく」の由来

 

では「ケチがつく」はどのようにして生まれた言葉なのでしょうか?
ここでは「ケチがつく」の成り立ちについて見ていきましょう。

ケチは「怪事」から

「ケチがつく」の「ケチ」は、「怪事」から転じた言葉とされます。
この「怪事」とは、異常なこと、不思議なこと、縁起でもないことをあらわしています。
不吉なこと全般を指す言葉ということになりますね。

お金を出さない「ケチ」も由来は同じ

お金をなかなか出さないことを意味する「ケチ」も、「怪事」から来ているとされます。
不吉なことをあらわしていた「怪事」に、粗末や貧弱そして卑しいといった意味が加わったことで生まれた表現となっています。

ケチを吝嗇と表記する事があるのは・・・

お金の出し惜しみをする「ケチ」には、漢字表記として「吝嗇」が当てられることがあります。
この表記は、ケチと同じ金やものを出し惜しむ人のことを指す「吝嗇(りんしょく)」から来た当て字となります。

まとめ

「ケチがつく」とは縁起でもないことが起こること、よくないことが起きたことでその後の物事もうまくいかなくなることをあらわす言葉です。
このケチは、金銭にシビアなことを指す「ケチ」と語源が同じくしており、怪しいことなどを指す「怪事」から来ているとされます。

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