10月7日は「ミステリー記念日」!その由来はミステリーという一大ジャンルの先駆けとなった人物の影響が

毎年10月7日は「ミステリー記念日」とされています。
この記念日は、ミステリーの始祖ともいうべき人物にちなむ日です。

ここでは、「ミステリー記念日」について見ていきましょう。

10月7日は「ミステリー記念日」

 

まずは「ミステリー記念日」がどのような記念日なのかを見ていきましょう。

「ミステリー記念日」とは

「ミステリー記念日」である10月7日は、エドガー・アラン・ポーという人物の忌日です。
このエドガー・アラン・ポーは、世界初の推理小説といわれる『モルグ街の殺人』の作者です。

1841年に発表されたこの作品には『オーギュスト・デュパン』という名探偵が出てきます。
このオーギュスト・デュパンは、世界初の名探偵という名誉が与えられています。
推理小説に欠かせない名探偵という存在は、推理小説の第一作からすでに存在したというのですから驚きです。

また、オーギュスト・デュパンは、世界一有名な名探偵『シャーロック・ホームズ』というキャラクターにも大きな影響を与えているともいわれますし、原型的存在であるとまでいわれることもあります。

これらのことから分かるように、後の推理小説というジャンルにおいて非常に大きな影響を与えたエドガー・アラン・ポーですが、1849年10月7日に40歳という若さでこの世を去りました。
この死に感しては謎めいたことも多く、死亡証明書や診断書といった記録がなにひとつ残っていないことから、急性アルコール中毒が引き金になったとも心臓病やコレラだったとも多くの説があります。

また、オーギュスト・デュパンの亡くなる数日間の行動も不明な点が多いのだとか。

「ミステリー記念日」を誰がいつ制定したかはミステリー・・・

「ミステリー記念日」がエドガー・アラン・ポーの忌日から来ているという見解は判明しています。
しかし、具体的に誰がいつ記念日としたのかは判明していません。

そういった点では、「ミステリー記念日」自体にミステリーめいたものがありますね。

「ミステリー」とは

 

「ミステリー」といわれるジャンルがどのような作品を指すのかを見ていきましょう。

「ミステリー」「推理モノ」とはどんなジャンル?

「ミステリー」や「推理モノ」は、作品内で起きた事件や犯罪の解決までの経過を描写した作品です。
作品では、「殺人・強盗・窃盗・誘拐・詐欺」といった事件や犯罪が起きるのが定番となっています。

ミステリーにまつわる豆知識

 

ここからは、「ミステリー」にまつわる豆知識を見ていきましょう。

日本初のミステリー作品は?

日本初のミステリー小説とされる作品が発表されたのは、『モルグ街の殺人』の発表から50年近く経った1889年。
黒岩涙香著の『無惨』となります。
黒岩涙香は、『鉄仮面』『幽霊塔』といった海外小説の翻案を手掛けており、『無惨』は数少ない創作小説となっています。

「江戸川乱歩」というペンネームの由来

『少年探偵シリーズ』の執筆や怪盗である『怪人二十面相』、名探偵『明智小五郎』といったキャラクターの生みの親である推理小説家と『江戸川乱歩』。
このペンネームは、エドガー・アラン・ポーに彼が傾倒していたことから来ています。

「エドガー・ア→江戸川」と「ラン・ポー→乱歩」と、エドガー・アラン・ポーの名前をもじってペンネームとしたのです。

まとめ

10月7日は毎年「ミステリー記念日」という記念日になっています。
これは、世界初のミステリー小説の作者、エドガー・アラン・ポーの忌日から来ています。

しかし、誰が定めた記念日かは・・・、判明していません。
「ミステリー記念日」というだけあって、ミステリーな一面が記念日自体にあるのです。

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