天ぷらにしても鍋に入れても美味しい「春菊」の旬は?名前の通り春の野菜かと思いきや・・

鍋に入れたりおひたしにしたり、天ぷらにして食される「春菊」。
独特の癖がある食材として知られますが、今では通年流通している事から年中購入できる野菜です。

ではこの春菊、その旬は名前にある通り春野菜となるのかというと・・・そうでもないようですよ。

「春菊」の旬

 

様々な調理法のある春菊。
その旬について見ていきましょう。

旬を冬に迎える春菊は寒さに強い!

その名前から春に旬を迎えるようにも見える春菊ですが、実際のところ旬は冬に迎えます。
時期的には、11月~2月が旬となる冬野菜です。

名前の由来は春に花を咲かせるから!!

冬に旬を迎える野菜なのに、なぜ春菊という紛らわしい名前をしているのか。
それは、春菊という名前が「春に花が咲く」という特徴から来ているからです。

春菊は、キク科の名前となる植物です。
他のキク科の植物というのは、秋に花を咲かせます。
しかし、春菊は春に咲かせます。

そこから「春菊」と呼ばれるようになったのです。

「菊菜」の名前で流通していることも

「春菊」は、「菊菜」の名前で流通していることもあります。
この名前は、特に関西での名称となります。

香りであったり、葉や花の形状から来ているとされる名前です。

葉の違いによる「春菊」の種類

 

「春菊」の品種は、大きく3つに大別できます。
その分け方は、葉の違いです。

大葉種

葉の切れ込みが浅く、大ぶりで丸く肉厚な品種が「大葉種」です。
香りも弱く味わいも癖がなく柔らかいこの品種は、九州四国、中国地方で栽培される品種ともされます。

中葉種

特に関東地方で食されるのが「中葉種」です。
この中葉種は、大葉種よりも香りが強く切れ込みも深いです。

小葉種

収量が少ないことから栽培されることが少ない「小葉種」。
葉の切れ込みが深く、中葉種以上に香りが強いです。

「春菊」の選び方と保存方法

 

春菊を購入する時、そして購入した後はどうしたらいいものなのでしょうか。
ここでは春菊の選び方から保存方法までを見ていきましょう、。

春菊の選び方

「春菊」は、葉先まで緑が鮮やかで香りが強くみずみずしいものが新鮮とされています。
また、切り口が乾いておらず、茎が太すぎないものが美味しいのだとか。

ちなみに指で折れるくらい柔らかいものであるとより美味しいとされますが、店頭に並んでいる商品では流石にチェックしにくい要素です。

春菊の保存方法

「春菊」を保存する際は、ひと手間加えるのがおすすめです。

できれば乾燥させないように湿らせたキッチンペーパーなどで包み、ビニール袋に入れて野菜室に立てて冷蔵保存しましょう。
こうすることで鮮度が保たれ、比較的長持ちします。

なお、長期間保存したい場合は固めに茹でて水気を切ってからラップで包み、冷凍庫などで冷凍保存するのもありです。

独特の苦みを回避したい時には

「春菊」は独特な癖もあるので苦手な人も多いのではないでしょうか。

そんな時は、サラダ用の「春菊」を選ぶようにしましょう。
サラダ用の「春菊」は生でも食べやすいように改良されています。

まとめ

「春菊」は春ではなく冬に旬を迎える野菜となります。
その名前は、他の菊が秋に咲くのに対して春に咲くことから来ています。

独特の味わいが苦手とされることもありますが、癖の弱いサラダ用の春菊もありますよ。

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