
経済の場でよく耳にする「マクロ」や「ミクロ」といった言葉。響きが似ていて思わず混同してしまいそうですが、意味は全然違います!
今回はそんなマクロとミクロの意味や違いについてご紹介します。
目次
マクロとミクロ
さっそくこの2つの言葉の意味についてです。
マクロとは
マクロ(macro)とは「巨大な」や「大きな」、「大規模な」といった意味を持ちます。つまり非常に大きいことを「マクロ」と言います。
ミクロ
続きましてミクロです。
ミクロは「極小の」や「非常に小さい」といった意味を持ちます。つまり、マクロとは正反対の非常に小さいことを表します。
経済学からみるマクロとミクロ
「マクロ経済」や「ミクロ経済」という風に経済学でよく耳にするこの2つですが、どういった意味なのでしょうか。
マクロ経済
マクロの持つ「巨大な」「大規模な」という意味の通り、マクロ経済とはGDPや失業率などの国単位のデータを扱います。
国単位と言う非常に大きいデータを扱うため、数式や分析手法もかなり複雑です。また、大規模であるために短期的に結果が出づらく、マクロ経済の研究では長期的に向き合う必要があります。
ミクロ経済
国単位のデータを扱うマクロ経済に対して、ミクロ経済では家計や企業の損失などの個別のデータを扱います。
ミクロ経済では企業や家庭の消費などの小さいデータを積み重ねます。狭い範囲で細かいデータを分析し、経済の動きを理解します。ミクロ経済の方が身近かもしれませんね。
視点
何かに対する視点でもマクロとミクロは使われます。マクロ視点とミクロ視点を上手く使うことで様々な場で良い効果が得られるでしょう!
マクロ視点
ビジネスの場でもクリエイティブな作業の場でも、物事の全体の姿や流れを見るマクロ視点は非常に大事です。
自分にとって身近なことや、1つ1つの細かい小さなことから考えを広げていくことももちろん大事ですが何事も全体の道筋や最終的な大まかな目標を把握しておかなければ途中で指針がぶれてしまったり全体のつながりが無くなってしまったりします。
小さい物事を見る前に一旦全体を俯瞰するマクロ視点を普段から意識してみましょう!
ミクロ視点
ミクロ視点ももちろん大事です。マクロ視点で全体を把握したらそこからは、物事を細かく整理する視点が必要になります。
大きく見ると分からなかったことも、小さく分類し観察することで分かることもあります。ビジネスの場でしたら自分にとって身近な仕事や得意分野などの細かな視点、身近な視点から考えを広げていきましょう!
日常会話に取り入れる
普段の生活ではあまり聞くことのないマクロとミクロですが、日常会話に取り入れることで一気に出来る人っぽい雰囲気を出せます!いくつかご紹介します。
小さなことにこだわる人を注意する時
先ほど紹介したマクロ視点をさっそく使ってみましょう!小さいことに固執する人へ注意をする際に有効です。
「いい加減そんな小さいことにこだわるのはやめましょう。もっとマクロ視点で物事を見ましょうよ。」
かっこいいですね。しかし少し上から目線に聞こえてしまうので注意が必要です。
恋愛の場面でも
一見不可能なように聞こえますが恋愛の場面でも使えます。「身近」と言う意味も持つミクロを使ってみましょう。まだ親密な関係になっていない女性への告白にぜひ使っていただきたい言葉です。
「このマクロな関係はもう終わりにして今日から僕たちミクロな関係になりましょう。」
かっこいいですね。こんなに出来る人っぽい雰囲気で告白されたら誰でもイチコロですね!
まとめ
言葉の響きは似ている「マクロ」と「ミクロ」ですが意味は正反対のものでした!これは絶対に間違えちゃダメですね(笑)
あまり馴染みのない言葉ではありますが、マクロ視点とミクロ視点は普段の生活でも大事な考え方ですので是非意識してみてください!
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